本を1冊も読まなかった夏
読書家ではないが月平均3冊は読んでいる自分が、7月8月と丸々2か月本を1冊も読まなかった。
人生で一番読書から遠ざかった夏。
替わりに何をしていたのかというと、何もしていなかった。
部屋も片付かず、曲作りも進まず、ピアノもあまり弾かず、映画を観に行く回数も減り、昼の弁当持参は欠かさなかったものの自炊はさぼりがちだった。
理由のない焦燥感で何も手に付かなかった。
机の上の本は全部積ん読だ。これ以外にも枕元に何冊かある。
自分がこんなに立派なツンドッカー(積ん読するロッカーのこと)になるとは夢にも思わなかった。
しかし書店に行く癖はなかなか抜けず、気になる本を手に取る度に積ん読の存在を思い出し我に返る。
ギターはずっと弾いていた。
夜、気づくと抱えたまま眠ってしまってるくらい。