Gravity Guitar Picks
ちょっと前から気になっていたGravity Guitar Picksのピックを何枚か買った。
普段使っているのはフェンダーのミディアムなので、こういう厚めで硬いピックはほぼ使ったことがない。ベースを弾く時に使っているフェンダーのヘビーが手持ちの中で一番厚いピックだ。
さて、ピック選びにおいて一番重要なのは何だろうか?
それは色だ。
削りカスがピックアップやエスカッションに沈着して錆や血みたいに見えるので、赤茶系のピックを愛用している。
Gravityのピックは厚さごとに色が決められているので余り選択の余地がない。
好みの赤だと6mmの超極厚ピックになってしまう。かといって薄めだと緑や青の好みからは程遠い色。(写真左の2枚は現行ラインナップにはない赤い2mmのStealthとClassic Mini)
3mmのオレンジがとてもいい色味だったのでオレンジにした。
肝腎の弾き心地は、驚くほどいい。
いい具合にエッジ処理がされているからか、普段使っているピックの4倍の厚みとは思えないくらい違和感なく弾ける。スウィープ・ピッキングがスムースにできるので上手くなったような気分になって調子に乗って弾きまくってしまう。
アタック音が、弦からの分離が早い分鋭く感じる。
左手ミュートやカッティングは高音がキュキュッと鳴ってうるさめで好みじゃない。スラッシュ系の刻みはザクザクさが物足りない。
ヘビーなリフを弾くには向いていないが、弾き心地が本当に良くていつもより上手く弾けるので愛用することになりそう。
Strikerの3mmがしっくりくる。StealthやPointedは少し尖り過ぎていてきつい印象。これは完全に好みの問題だが。
普段厚めのピックを使用したことがない人にもぜひおすすめしたい。このピックがもたらす安定感と正確さが癖になるはず。
しかし少し高価なのが難点。耐久性がどの程度あるのか使い始めたばかりなので分からないが、厚さはフェンダー・ミディアムの4倍、価格は20倍だ。
本当は、ピック選びにおいて一番重要なのは弾き心地です。