深夜の2時間DTMと毎日リフ作りのこと

 深夜の2時間DTMにはもう参加しないかも知れない。

 遠野朝海さんがブログに2時間DTMのことを書いていた。ちゃんと自分で課題を設定して取り組んでいて頭が下がるばかりだ。遠野さんにはピアノと歌という強みがある上にそのまわりのこともちゃんとしていて個性も持ち合わせていて、敵わないなという思いが強い。
 リアルタイムで参加すると翌日の仕事に差し支える。しかしタイムフリーの遅刻参加だと同じ時間を共有して取り組んでいるという一体感がないのでやる気が出ない。難しいところだ。出されるお題には自分ひとりでは開けることのない引き出しをこじ開けてもらう感じで面白いのだが。

 自分はDTMには向いていない。DAWに必要な音源を買い足せば学生の頃ずっとやりたいと思っていたことが可能な世の中になっていたが、PCまわりの技術革新が進んでいる間に自分のやりたいことが変容していた。作曲家よりは演奏家、結局ロック・ギタリストとしてありたいという思いが強くなっていた。
 苦手なことを遠ざけ得意なことに逃げているのか、持ち味を伸ばしているのか、よく分からない。
 DAWは高機能MTRとしてしか使っていないので10年以上前のマックブックで事足りる。

 2時間DTMの代わりという訳ではないが、毎日リフを作る取り組みをしている。別にギターでと決めている訳ではないが今のところまだピアノは使っていない。
 その日感じたことを音に変える。押しつけられたお題より自然に楽器と向き合える。それがやり場のない気持ちの浄化作用にもなっている。
 日々呼吸をするように自然体でさらっとリフが作れるようになりたい。