俺の中に溜まり続けている火薬が弾けることなく夏が終わり、飽和状態になって自家中毒を起こしそうだ。
この焦りは何だろう?
日々積もっていく焦燥感。
明日への不安。
落ち着かない。
自分の頭の中から溢れ出てくる言葉に捕まらないように音楽を聴き続ける。
不安をかき消すためにギターを鳴らす。
本が読めない。
はじめましての方もそうではない方もこんばんは、使用楽器及び使用機材や録音方法等、技術面の解説は厭わないけど、 曲を作るに至った経緯や曲に込めた思い等は今後も一切語るつもりがないヌンチャクゴリラこと小島周一です。そんな野暮なことを語らないために音楽という表現方法は存在するのだから。
しかしながら、アルバムができたので何か書き残しておきたいと思う。
以前はよくネットサーフィンをしていた。サーフィンというより、ワープ機能付きの散策だ。適当な語句(「おしり」とか「おっぱい」とか「眼鏡」とか)を検索にかけ、気になるページや画像へ飛び、リンクからリンクへとひた走る。
そんな折、一枚の画像に出会った。ケータイで撮られた画質の粗い、夜の街灯の光の写真。妙に心のどこかに引っかかる、どうってことない日常の写真。掲載元のブログへ行くと、その人の唄うことに対する思いがふつふつと伝わってくる言葉があった。とある唄い手さんのブログ。気になってその人の名前で検索をかけ、本人からの通販でCDを買った。もう五年以上前の話だ。
彼女は今もうたを唄っている。色々な思いをうたに乗せて届けるために、これからもずっと唄い続けるのだろう。そんな人が世の中にはいっぱい居る。あなたが見ていても、見ていなくても。だから自分も走り続けたい。
気づいたらやまはき玲との出会いの話になっていて、どうまとめていいのか分からなくなってしまったが、そんな、やまはき玲という唄い手さんを見守りたいヌンチャクゴリラのアルバムができました。
購入しなくても全曲フル試聴する方法もあったりするので、感想等いただければ幸いです。
2013年2月吉日 ヌンチャクゴリラ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00B4XWQJ0
やまはき玲。歌道。:May 12, 2007 - livedoor Blog(ブログ)
初出:xiukj.tumblr.com 2013.02.24
撮りたかった写真は工事中で入れなくて撮れなかった。
台風が過ぎ、クソ暑い。
『サマータイムマシン・ブルース』日和。
体内に眠っている火薬が強い陽射しによって着火して弾けているような、あの夏特有の感覚が自分の中から消えている。
本来のこもりがちな自分に戻っているだけなのかも知れないが。
弾けない火薬の代わりににギターを鳴らす。何も変わらない日々。
フェスにも海にも行かず、一人でたくさん散歩をして、一人で少し遠くの花火を3回も見て、一人で小洒落たイタリアンで分不相応なランチを食べ、デロリアンに3回乗り、久し振りにアジカンをたくさん聴いて、本を一冊も読んでいない、そんな夏。
強い陽射し、セミの鳴き声、色鮮やかな花、溢れてくる汗、日焼け止めの匂い。
紛れもなく夏なのだが、何かが足りない。
その足りない何かが、どうしても自分に必要なものだった気がして、萎れてしまったヒマワリを見て泣きそうになる。
よく練習用アンプという言い方をするけどそれは変な話で、本番同様の機材を使ってするのが本来の意味での練習だ。
エレキギターという楽器はアンプから音を出して初めて成立するので、エレキギター単体での練習はそもそも練習にすらならない。手元の感覚から今どのようにアンプが鳴っているか正確に掴める熟練者は別にして。
この話は今回の趣旨とは違うのでまた改めて。
こういう手のひらサイズのアンプは卓上で使えて持ち運びが楽で、実家に一時帰省する時や友人宅でちょっと音を出す時等に重宝する。
Marshall MS-2C
高校生の時から使っている。現行品とは少し表面の仕上げが違う。
マスターボリューム増設、抵抗をバイパスしただけの簡易ハイゲイン化、スピーカー単体として使うためのスイッチ及びジャック増設等、手を加えて使い続けて来た。
マスターボリュームを増設したのは、ボリュームを上げ切って大音量にしないと好みの歪みにならなくて不便だったから。
最近ポットの調子が悪くて使わなくなっていたけど、これといって不満はない。
VOX amPlug 2 Classic Rock / Metal / Cabinet
去年から導入した。
Classic Rockは歪みがほんの少し物足りないけど、割と好みの音。
コーラス、ディレイ、リバーブがそれぞれ3段階かけられて便利。アンプ回路はアナログ、エフェクト回路はデジタルという仕様。
キャビネットがなくても単体でヘッドフォン/イヤフォンを繋いで使えるし、ミニジャックを備えてる機器に接続できる。
単体だと本当に小さくて持ち運びに便利どころか何の負担もない。この小ささでリバーブを備えてるのが本当にいい。
Orange CR3 Micro Crush
個人的に大本命のオレンジ。
チューナー付き。
オーバードライブ・スイッチは常に入れて使っている。歪みはもちろん好みの音。右手ミュートで低音弦を刻んだ時のザクザク感がちゃんと出る。そしてギターのボリュームを1.5くらいにした時にほんの少し濁った俺好みのクリーン・トーンが出る。土砂降りのようなアルペジオ。手元で音色のコントロールができて理想的。
好みの音が鳴ればエフェクトなんて何も要らないんだなと思いながら、最近はこればかり使っている。