俺の夏は終わってしまったのか。

撮りたかった写真は工事中で入れなくて撮れなかった。

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台風が過ぎ、クソ暑い。

サマータイムマシン・ブルース』日和。

 

体内に眠っている火薬が強い陽射しによって着火して弾けているような、あの夏特有の感覚が自分の中から消えている。

本来のこもりがちな自分に戻っているだけなのかも知れないが。

弾けない火薬の代わりににギターを鳴らす。何も変わらない日々。

 

フェスにも海にも行かず、一人でたくさん散歩をして、一人で少し遠くの花火を3回も見て、一人で小洒落たイタリアンで分不相応なランチを食べ、デロリアンに3回乗り、久し振りにアジカンをたくさん聴いて、本を一冊も読んでいない、そんな夏。

 

強い陽射し、セミの鳴き声、色鮮やかな花、溢れてくる汗、日焼け止めの匂い。

紛れもなく夏なのだが、何かが足りない。

その足りない何かが、どうしても自分に必要なものだった気がして、萎れてしまったヒマワリを見て泣きそうになる。

 

卓上アンプあれこれ


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よく練習用アンプという言い方をするけどそれは変な話で、本番同様の機材を使ってするのが本来の意味での練習だ。

エレキギターという楽器はアンプから音を出して初めて成立するので、エレキギター単体での練習はそもそも練習にすらならない。手元の感覚から今どのようにアンプが鳴っているか正確に掴める熟練者は別にして。

この話は今回の趣旨とは違うのでまた改めて。


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こういう手のひらサイズのアンプは卓上で使えて持ち運びが楽で、実家に一時帰省する時や友人宅でちょっと音を出す時等に重宝する。

 

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Marshall MS-2C

高校生の時から使っている。現行品とは少し表面の仕上げが違う。

マスターボリューム増設、抵抗をバイパスしただけの簡易ハイゲイン化、スピーカー単体として使うためのスイッチ及びジャック増設等、手を加えて使い続けて来た。

マスターボリュームを増設したのは、ボリュームを上げ切って大音量にしないと好みの歪みにならなくて不便だったから。

最近ポットの調子が悪くて使わなくなっていたけど、これといって不満はない。


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VOX amPlug 2 Classic Rock / Metal / Cabinet

去年から導入した。

Classic Rockは歪みがほんの少し物足りないけど、割と好みの音。

コーラス、ディレイ、リバーブがそれぞれ3段階かけられて便利。アンプ回路はアナログ、エフェクト回路はデジタルという仕様。

キャビネットがなくても単体でヘッドフォン/イヤフォンを繋いで使えるし、ミニジャックを備えてる機器に接続できる。

単体だと本当に小さくて持ち運びに便利どころか何の負担もない。この小ささでリバーブを備えてるのが本当にいい。


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Orange CR3 Micro Crush

個人的に大本命のオレンジ。

チューナー付き。

オーバードライブ・スイッチは常に入れて使っている。歪みはもちろん好みの音。右手ミュートで低音弦を刻んだ時のザクザク感がちゃんと出る。そしてギターのボリュームを1.5くらいにした時にほんの少し濁った俺好みのクリーン・トーンが出る。土砂降りのようなアルペジオ。手元で音色のコントロールができて理想的。

好みの音が鳴ればエフェクトなんて何も要らないんだなと思いながら、最近はこればかり使っている。

ロック機構付きストラップ

ロック機構付きストラップは各社から出ている。最近発売されたアーニーボールのポリロックがきっかけでまた気になり始めた。

ロック機構付きストラップの魅力はギター本体に加工を施すことなく気軽に使える点だろう。
シャーラー等のロックピンはギター本体及びストラップに取り付ける必要があるし、あの形と金属同士が擦れる音が苦手だ(自分だけだろうか?)。

試しにプラネットウェイヴスのを買ってみた。

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取り付けも取り外しも簡単だが、ストラップピンやギターの形状によっては使えない場合もあるので注意が必要だ。

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エレキシタールはボディの形状が邪魔して取り付けられなかた。

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アメリカン・スタンダードのテレキャスターはピンの形状が合わなくてダメだった。

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SGのようにボディ裏にピンがある場合は逆向きにしか取り付けられなかった。

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意外だったのがこれ。
タカミネのジャックを兼ねてるエンドピンには普通に取り付けられた。

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一定時間演奏してみて気づいたこと。
ギターのボディを傷付けない目的で裏に貼られているラバーがボロボロ剥がれてギターにまとわりつく。
ポリ塗装だったらまだいいが、ラッカー塗装にはよくなさそう。

検討した結果、フェンダー・ジャパンのプレベに使うことにした。


Planet Waves - Planet Lock Classic Red


出不精でこもりがちなあの子を外へ連れ出す方法

あるいは、
『日々の散歩写真が増えているのにインスタグラムへの投稿が減ったたった一つの理由』

今年の春、僕はだいぶ年下の女の子と出会った。

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これは連絡先を交換した直後にいっしょに見た夜桜。あの子が撮ったものだ。

色々話しているうちに分かったのは、とにかく家にこもりがちだということ。まあ、家でできる趣味を持つ者の宿命みたいなものだし、本人が満足ならそれでいいのだが。

知り合って間もない頃、あの子が桜が見たいと言うので見頃な場所を教えた。
「せっかく情報いただきましたし、満開の桜のようなので見てきます。楽しみです。」
と返ってきたものの、結局は当たらなかった雨予報にテンションが下がり行かなかった、ということがあった。
 
だから僕は次の自分の休みの日に桜がきれいに咲いている場所を廻り写真を撮りまくった。あの子に見せるために。

そんな風にして、散歩写真を送り付けてお互いの感想を言い合うという生活が始まった。

道端で見つけた名前も分からないきれいな花、何だかよく分からない木の実、変な看板、ネコ、きれいな夕焼け。
見つけようと思えば毎日何かしら見つかるものだ。環境のせいもあるかもしれないが、花の種類の多さと移り変わりに助けられ、夏に突入した今でもこの生活は続いている。

重要なことを一つ言っておくと、僕自身もかなりの出不精だということだ。誰かに誘われてもまず出掛けない。家にこもって楽器を弾いて曲を作って本を読んでいられればそれでいい。だけどあの子は僕のことを「散歩好きでよく出掛けてる人」だと思っている。でもそれでいい。自分の目に映る事柄で判断するしかないし、誰かにとっての真実なんてそんなものだ。

勢いで書き始めてみたものの、結局僕は何が言いたかったのだろうか。
あの子に見せたくて写真を撮っているのか、それとも連絡を取る口実のためなのか、たまにもやもやしてくる。そしてずっとそわそわもしている。

ここに書けなかったことは『ひとりぼっち惑星』で送信した。何も知らない誰かがさらっと読み流してくれればいい。

なんとかあの子を外へ連れ出すことに成功した日、3年間使われていなかったあの子のPASMOは改札で引っ掛かってしまった。
その話はまた別の機会に。



レスポールのノブ交換

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山野楽器ロックイン新宿の2階は自分にとって天国。階段を上がっている途中からあの甘い匂いがしてくる。そう、ギブソン特有のラッカーの匂い。天国への階段。

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その山野楽器にギブソン純正のトップ・ハット・ノブのアンバーがあったので購入。
ノブの色はアンバーが好み、ボリュームはスピード・ノブの方が操作性がいいのでモントルー製の物に交換して使っていた。
ただ、スピード・ノブはレスポールの雰囲気に合わないと思っていたところ、これを見つけた。
 
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左から、ヒストリック標準装備、モントルーアンバー、ギブソン純正アンバー。
純正アンバーの方が色味が深い。そして数字と目盛りがエンボスのみで塗装なしなのがいい。

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換装完了。途中事故も起きたが気にしない。
 
[おまけ]
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ハム✕2をスプリット配線にしてシングル✕4に。
ボリューム✕4、トーン✕4の大改造。
来年のエイプリルフールネタに使おうかな。
 
 
Gibson Custom Shop - Historic Collection 1958 Les Paul Standard
Gibson - Top Hat Knobs / Amber PRHK-030
 

パッチケーブル


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パッチケーブルは随分前からGeorge L'sの155。
他のケーブル類は黒が多いので判別しやすいように赤を選んでいる。
ソルダーレスな上に被覆を剥く必要もないので、ライヴの曲間に作り直せるくらいの手軽さがいい。
純正のプラグはジャケットが別途必要で高価なのでRAPのを使っている。ジャケットが要らないのもそうだが、L型でも純正のストレートと同じ手軽さで作れる。

George L's .155 Vintage Red
RAP RSP-1200L/4 Nickel
RAP RSP-1000S/4 Nickel

宅ロッカーにペダルボードは必要なのか?


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エフェクターボード投稿サイト
に投稿したので少し書いておく。

写真はライン録り用のセッティング。
ディレイ、リヴァーブはツマミをいじりながら弾くことが多いので手前に配置。
この前段にヴォリュウム・べダルとチューナーが繋いである。
見えないけど下の棚には常用以外のエフェクターがごろごろしている。

3年前のアルバム制作ではほぼアンプ直だったのに、ここのところ急激に増えているエフェクター類。
ライヴもないし持ち出すこともないのでループスイッチャーもペダルボードも必要ないと思っているが、スイッチャーがあればいちいち繋ぎ替えなくて済むし、ボードに収めれば管理が楽なのかなとも思う。

その時使いたい物を引っ張り出して使うスタイルなので、ボードに固定してしまうのに抵抗感がある。